10秒先の狂恋 ~堅物脳外科医と偽りの新婚生活~
24章:告白
私は島原先生の目をじっと見つめる。
「先生」
「ちょ、まっ……」
少し慌てる島原先生の目を無理矢理に数秒見つめた後、続けた。
「教えて下さい」
島原先生はすぐに目線をそらし、少しすると、
「確かに行ったことあるよ。果歩ちゃんのお母さんの……お葬式の日」
とはっきりと言ったのだ。
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