10秒先の狂恋 ~堅物脳外科医と偽りの新婚生活~
私は目をぎゅう、と瞑ると、息を吸い込み、決心して言葉を吐き出す。
「先生、私、あれからなんどもキスしたいって思ってて、変なんです……。なのにあの時、先生に無理矢理もう一度させて……。私がさせたのに……。こんな風に、何度も思い出して、何度もまたキスしたいって思うのは変ですよね……?」
私が言い終わると同時、先生は噛み付くようなキスを私の唇に落とした。
何度も何度も交わされるキスに、また頭がぼんやりする。
暖かくて、心地よくて……気持ちよくて。
私は先生の背中に手を這わせ、先生のキスに応えた。そうしていると、息をするのも嫌になるように、お互い、ちゅ、ちゅ、と何度もキスをする。
「先生……」
「名前で呼んで」
「でも、ここ病院ですし……」
「そうだったな。俺たち、こんなとこで悪いことしてる」
その言葉に、泣きそうになる。先生まで悪い事させてる私は、本当の悪人だ。
「先生、私、あれからなんどもキスしたいって思ってて、変なんです……。なのにあの時、先生に無理矢理もう一度させて……。私がさせたのに……。こんな風に、何度も思い出して、何度もまたキスしたいって思うのは変ですよね……?」
私が言い終わると同時、先生は噛み付くようなキスを私の唇に落とした。
何度も何度も交わされるキスに、また頭がぼんやりする。
暖かくて、心地よくて……気持ちよくて。
私は先生の背中に手を這わせ、先生のキスに応えた。そうしていると、息をするのも嫌になるように、お互い、ちゅ、ちゅ、と何度もキスをする。
「先生……」
「名前で呼んで」
「でも、ここ病院ですし……」
「そうだったな。俺たち、こんなとこで悪いことしてる」
その言葉に、泣きそうになる。先生まで悪い事させてる私は、本当の悪人だ。