【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
そう伝えると、北斗さんは「さくらがそんなに喜んでくれるとは、思ってなかったよ」と言った。
「北斗さん、写真撮りませんか?一緒に」
「……ああ」
北斗さんは、普段はあまり写真とか撮ってくれないけど、デートの時はちゃんと撮ってくれる。
「はい。チーズ……」
北斗さんと顔を近付けて、カメラのシャッターを押した。
「見てください。上手く撮れました」
と、カメラの写真を北斗さんにも見せた。
「よく撮れてるじゃん」
「はい。 これ、明日から待ち受けにします」
いい写真が撮れて、嬉しいな……。
「さくら、腹減らないか?」
「お腹空いたんですか?」
「ああ。そこにレストランがあるし、そこで何か食べないか?」
「いいですね。ご飯食べましょうか」
わたしたちは少し早めのお昼ご飯にするため、すぐ近くにあったレストランに入った。
「さくら、何食べる?」
「そうですねぇ……。ハヤシライスにしようかな」
色んなメニューがたくさんあって、迷ってしまう。
「ハヤシライスか。それもいいな」
「メニューありすぎて、迷いますよね」
「だな」