【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。


 そう伝えると、北斗さんは「さくらがそんなに喜んでくれるとは、思ってなかったよ」と言った。

「北斗さん、写真撮りませんか?一緒に」

「……ああ」

 北斗さんは、普段はあまり写真とか撮ってくれないけど、デートの時はちゃんと撮ってくれる。

「はい。チーズ……」

 北斗さんと顔を近付けて、カメラのシャッターを押した。

「見てください。上手く撮れました」

 と、カメラの写真を北斗さんにも見せた。

「よく撮れてるじゃん」

「はい。 これ、明日から待ち受けにします」

 いい写真が撮れて、嬉しいな……。

「さくら、腹減らないか?」

「お腹空いたんですか?」

「ああ。そこにレストランがあるし、そこで何か食べないか?」

「いいですね。ご飯食べましょうか」

 わたしたちは少し早めのお昼ご飯にするため、すぐ近くにあったレストランに入った。

「さくら、何食べる?」

「そうですねぇ……。ハヤシライスにしようかな」

 色んなメニューがたくさんあって、迷ってしまう。

「ハヤシライスか。それもいいな」

「メニューありすぎて、迷いますよね」

「だな」
< 126 / 180 >

この作品をシェア

pagetop