【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。


 結局北斗さんはメニューを色々悩んでいたけど、店員さんのオススメの三種のチーズハンバーグセットにしていた。

「お待たせしました。ハヤシライスです」

「ありがとうございます」

 うわ、めちゃくちゃ美味しそう……。いいニオイ。

「お待たせしました。三種のチーズハンバーグセットです」

「すげぇ……」

 うわ、チーズトロトロ……。そっちも美味しそう。

「食べるか」

「はい。いただきます」

 わたしは熱々のハヤシライスを一口食べた。

「あっつ……。うん、美味しい」

「これ、ハンバーグ熱すぎないか?」

 グリルに乗ったハンバーグは、チーズトロトロでかつジュージューと音を立てていた。

「でもチーズトロトロの方が、美味しそうですよ?」

「……まぁ、仕方ない。食べるか」

 ナイフでハンバーグを食べやすい大きさにカットした北斗さんは、フーフーしてからハンバーグを口に入れた。

「美味いな〜。熱いけど」

「わたしも食べたい……」

「仕方ないな。 熱いから気を付けて食えよ」

 フーフーしてくれたハンバーグを、北斗さんはわたしの口の中にパクッと入れてくれた。
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