【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
「うん……。おいひいですっ」
ただ、とても熱い……!
「ハンバーグフワフワッ。チーズ美味しいですね、これ」
「美味いな。 でもさくらの作るハンバーグの方が、俺は好きだけどな」
北斗さんは嬉しいことを言ってくれる。そんな北斗さんに、わたしは胸がキュンとなった。
「ありがとうございます。嬉しいです」
「さくらのハヤシライスも、一口もらってもいいか?」
その問いかけにわたしは「はい」と微笑み、ハヤシライスを北斗さんの口の中に入れた。
「……うん、こっちも美味いな」
「美味しいですよね。お肉柔らかくて、コクもあつて」
これは家で作るのは難しい味だな……。もしこんな美味しいハヤシライスが作ってあげられたら、北斗さんもきっと喜んでくれるかも……なんて思ったりした。
「ごちそう様でした」
「美味しかったな」
「はい」
食事を終えたわたしは、ちゃっかりそのフラワーパーク名物のバラジャムを使ったバラのアイスも食べてしまった。
バラの香りがふわりと香るアイスに、舌鼓を打った。
「バラのアイス、初めて食べましたけど、結構美味しかったですよ」