【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
「新婚旅行……。そうだよな、行きたいよな新婚旅行」
「はい。……行きましょう」
「そうだな、行くか」
北斗さんとの新婚旅行、とても楽しみだ。
「来月辺りにでも、新婚旅行行くか」
「え、いいんですか……?」
来月……。行けたら嬉しいけど。
「だって来月、さくらの誕生日だろ?」
「北斗さん……」
そうだ、わたしは来月誕生日だ。誕生日の日にもし旅行に行けたら、とてもいい思い出になるし、幸せだろうな……。
「さくらの最高の誕生日にしてやりたいって、思ってるからさ」
「……北斗さん、ありがとう」
「後で一緒に、行き先を決めよう。今からホテルとかも予約しないと、だろ?」
北斗さんからそう言われたわたしは「はい。そう、ですね」と答えた。
新婚旅行……とても楽しみだな。きっと素敵な時間になるに違いない。
「さくら、夕飯何か食べて帰るか?」
「そうですね。何か食べて帰りましょう」
「じゃあどっか、適当にレストランでも探すか」
車で走っている道の近くで、たまたま通りかかったイタリアンレストランを見つけたわたしたちは、そこで夕飯を食べて帰宅した。