【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
✱ ✱ ✱



「着いた……!」

「ここが京都駅か。……ようやく着いたな」 

「はい。着きましたね」

 時は流れ、わたしたちの新婚旅行の日がやってきた。事前に荷物はホテルに送ったため、荷物はカバンくらいで少ない。
 東京駅から京都駅まで新幹線に乗り込むこと、約二時間。目的地である京都駅にようやく到着した。

「まずは観光マップ、もらわないとだな」

「ですね」

 こうしてわたしたちの、新婚旅行の旅がスタートしたのだった。

「さっき新幹線で駅弁食べたしな……。何か甘い物食いたいな」

 と、北斗さんはマップを見ながら呟いた。

「甘い物ですか?……確かに、食べたいですね」

 京都と言えば宇治抹茶だ。京都には抹茶を使ったスイーツたちが数多くあるのだ。
 わたしは抹茶がとにかく大好きだから、京都に来たらぜひ抹茶のスイーツを食べてみたいと思っていたのだ。 それに京都で有名な抹茶の名店なども存在するため、一度は行ってみたいお店ばかりなのだ。

「さくらが行きたい店ってなんだっけ? なんか言ってなかったか?」

「はい。いくつかありますけど……。まずは軽く散策しませんか?」

「そうだな。そうするか」
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