【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
「あっ……んっ、あっ」
「はぁっ……さくら……」
温泉から上がったわたしを、北斗さんはベッドの上で容赦なく抱いてくる。
わたしは北斗さんの背中にしがみつきながら、北斗さんの温もりと愛を身体中に刻み込まれる。
「北斗さん……わたし、幸せ……」
「俺も幸せだよ……さくら」
こうやってお互いに身体を重ね合うと、本当に幸せだった。 北斗さんの身体から流れ出るその汗とその吐息は、わたしを愛してくれているという何よりの証なのだ。
わたしはそんな北斗さんと出会って、幸せになるということを知った。最初は、北斗さんに見初められて結婚した。
それは愛のない結婚だったかもしれないけど、一緒にいるうちにわたしは、北斗さんとなら幸せになれると感じたんだ。 そしてこうして抱き合えば、その分幸せだと感じる。
「さくら、愛してるよ。これからもずっと」
「うん……。わたしも愛してる、ずっとずっと」
ーーーわたしたちのこの愛は、ずっと永遠だ。
「さくら、これからもずっと夫婦でいような」
「うん」
わたしは救命医であり、北斗さんの妻。……そして何よりも、北斗さんは大切な人だ。