【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。


「北斗さん……ありがとう。すごく嬉しい」

 素敵な誕生日プレゼントをもらってしまったわたしは、さらに幸せな気持ちになった。

「喜んでもらえて良かった」

「北斗さん……わたしが欲しかった物、気づいてたんですね」

「当たり前だろ?俺はお前の旦那なんだから」

 やっぱりわたしの夫は、北斗さんしかいない。 北斗さんと結婚した時から、わたしは幸せになる運命だったんだから。

 わたしの夫は、最高の腕を持つ優秀な救急救命医。そしてドSでちょっと意地悪な人だ。
 だけど時には優しくて、落ち込んだ時はそばにいて励ましてくれて、わたしが泣いてたら優しく抱きしめてくれる最高の夫だ。

「さくら、誕生日おめでとう」

「……ありがとう、北斗さん」

 ねぇ、北斗さん……。わたしはこんなに幸せでいいのかなって思うくらい幸せだよ。
 幸せすぎて、もうどうにでもなってしまいそうなんだ。 これは全部、北斗さんのせいだからね。

「ねぇ、北斗さん」

「なんだ?」

「……わたし、お腹空きました」

「じゃあ何か美味いものでも食べに行くか。俺が好きな物奢ってやる」

「本当に? やった!」
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