【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。


 そう言われると、そうなのだけど……。

「決まり、だな?」

 と、怪しく笑う北斗さんであった。

「あ、悪魔……」

「何か言ったか?」

「い、いえ……。何でもっ」

 やっぱり北斗さんは、悪魔だ……!わたしの夫はやっぱり、ドSなんだ……。

「さ、風呂に入ったら早速゙営む゙か」

 そんなわたしの反応を見ながら、北斗さんは怪しい笑みを浮かべていた。

「……え?」

「俺たちは新婚だぞ?家にいる時くらい、夫婦の時間を有効に活用、しないとな?」

 そ、それって……。どういう意味ですか……?

「新婚夫婦が営むのは、当たり前のことだろ?」

「い、営むって……」

 ダメだ。北斗さんのペースにどんどんハマってしまう……。

「さくらの体、本当にいいんだよな。胸デカイし」

「そ、それが目的ですか……!?」

 だとしたら、北斗さんは本当にひどい人になるのだけど……!?

「バーカ、違うよ。 さくらのことを本当に愛したいから、結婚したんだよ」

 北斗さんにそんなことを言われても、なんか信じられないのは、なぜ……?

「あ、愛なんてあったんですか……?」
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