【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
念の為内線でオペ室が空いてるかを確認してもらったけど、「先生、オペ室やっぱり埋まってるそうです!」と返事が聞こえてきた。
「そうですか……。仕方ない。やっぱりここでやるしかないですね」
わたしは意を決して、オペをすることにした。
「本田さん、輸血を持ってきてください!」
「は、はい!」
麻酔がかかったのを確認したわたしは「四方木先生、ここでオペをします」と伝えた。
「分かりました!出来るだけ早く、フォローします」
「ありがとうございます」
わたしはオペ服に着替えて、麻酔をかけ回頭手術を始めた。
「本田さん、輸血入れてください」
「はい」
頭を開けて中を確認すると、脳の中でやはり出血が起きていた。
「出血点確認します。ペアンください」
「はい」
出血点を確認するため、ペアンを入れていく。
「ダメだ……。見つからない」
出血点を探すも、見つからない。
「どこ、出血点……」
ーーー見つけた。
「出血点、確認!止血します。ガーゼと5.0ナイロンください!」
「はい!」
出血点をガーゼを抑え、そのまま止血していく。