【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。


 そしてお風呂に入ったわたしは、部屋に戻りしっかりと入念にスキンケアを行った。
 明日は一応……デート、なんだよね?いつもよりも念入りに、スキンケアしておこうかな……。
 なんて、乙女みたいなことを思ってしまうのは、なぜだろうか?

「よし、これくらいで……ほ、北斗さん!?」

 そんなわたしの姿を、こっそり部屋のドアの隙間から覗いていたようで……。

「なんださくら?明日デートだからって、張り切ってるのか?」

 そしてそんなことをニヤニヤしながら言ってきた。
 
「そ、そんなんじゃ……! す、スキンケアは、大事ですし……!」

 うわぁ……。恥ずかしい。なんて場面を見られてしまったんだ。
 ニヤニヤしてるし、北斗さん……。

「へぇ? さくら、いつもそんなにスキンケア、してたっけ?」

「し、してますよ?」

 してる……よね?多分……。

「へぇ……?」

 北斗さんはずっとニヤニヤしていて、そしてわたしのそばに来ると、そのまま唇を奪ってきた。

「ほ、北斗さ……っ」

「さくら、お前は本当に可愛いな」

 そして北斗さんに、そのままベッドに押し倒される。
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