【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。
「……んん……あれっ……?」
北斗さん……? 翌朝目を覚ますと、隣に北斗さんはすでにいなかった。
「北斗さん……?」
ベッドから抜け出しリビングに行くと、北斗さんは筋トレ?みたいなのをしていた。
「お、さくら。起きたか」
「はい。おはようございます」
「おはよう、さくら」
北斗さんは筋トレを終えたようで、そのままプロテインを飲み始めた。
「それ、プロテインですか……?」
「そうだ。今日はココア味だ」
北斗さんはそう言いながらプロテインを飲んでいた。
「プロテインにも、いろんな味があるんですか?」
「あるぞ。最近ではココア味だけじゃなく、ミルクティー味とか、フルーツ味とか」
北斗さんのその答えに、わたしは「そうなんですね」と答えた。
「さくらも飲んでみるか?プロテイン」
「い、いいですっ!」
そもそもプロテインって、美味しいの……?
「飲みたい時は、いつでも作ってやるぞ」
「は、はい……」
と返事をしたものの、プロテインを飲んだことのないわたしは、不思議でしかない。
「さくら、10時頃、出かけるか」
「は、はい」