幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
第1章 転がり込んできたアイドル
「立花くん、土曜に悪かったね。今日はもう上がっていいよ」
わたしは立花知紗、26歳。
ここ、高柳弁護士事務所でアシスタントを務めている。
代表の高柳順一さんはまだ30歳という若さ。
本人の実力もあるけれど、彼の生家は代々、大臣を出しているような政治家一族。
その関係で、この事務所は日本有数の大企業の顧問を数件掛けもちしている。
今日は、そのなかの一社の大手出版社から、週刊誌に掲載した記事の件で訴えられそうだとの急ぎの相談があって、判例を集めるため、急遽呼び出された。
「先生。もし必要がありましたら、明日も来られますけれど」
「いや、だいたい 目途はついたから大丈夫だ。明日は1日ゆっくり休んで」
「はい。ありがとうございます」
「さて、ぼくはもうひと踏ん張りだな」
高柳先生はさわやかな笑顔を浮かべ、わたしを見送ってくれた。
わたしは立花知紗、26歳。
ここ、高柳弁護士事務所でアシスタントを務めている。
代表の高柳順一さんはまだ30歳という若さ。
本人の実力もあるけれど、彼の生家は代々、大臣を出しているような政治家一族。
その関係で、この事務所は日本有数の大企業の顧問を数件掛けもちしている。
今日は、そのなかの一社の大手出版社から、週刊誌に掲載した記事の件で訴えられそうだとの急ぎの相談があって、判例を集めるため、急遽呼び出された。
「先生。もし必要がありましたら、明日も来られますけれど」
「いや、だいたい 目途はついたから大丈夫だ。明日は1日ゆっくり休んで」
「はい。ありがとうございます」
「さて、ぼくはもうひと踏ん張りだな」
高柳先生はさわやかな笑顔を浮かべ、わたしを見送ってくれた。
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