幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
「カーット」
ディレクターの声がスタジオに響きわたった。
「はい、OKです」
『恋にルールはいらない』クランクイン3日目。撮影は順調に進んでいる。
さっきまで撮っていたのが、初回のクライマックス、“壁ドン”シーン。
チェックが終わって問題がなければ、今日の撮影は終了だ。
スタジオの隅の椅子に座って、ペットボトルの緑茶をがぶ飲みしてると、アリサがやってきた。
「璃音。おつかれ」
「ああ」
あのさ。休憩中ぐらい、ひとりにしといてほしいんだけど。
正直、うっとうしいんだけど。
でも、さすがに相手役と波風立てるほど、おれも子供じゃない。
「なに?」
ディレクターの声がスタジオに響きわたった。
「はい、OKです」
『恋にルールはいらない』クランクイン3日目。撮影は順調に進んでいる。
さっきまで撮っていたのが、初回のクライマックス、“壁ドン”シーン。
チェックが終わって問題がなければ、今日の撮影は終了だ。
スタジオの隅の椅子に座って、ペットボトルの緑茶をがぶ飲みしてると、アリサがやってきた。
「璃音。おつかれ」
「ああ」
あのさ。休憩中ぐらい、ひとりにしといてほしいんだけど。
正直、うっとうしいんだけど。
でも、さすがに相手役と波風立てるほど、おれも子供じゃない。
「なに?」