幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
アリサはすぐにリプを返してきた。
――驚いた。璃音って、そういう誘いには乗らないって聞いてたんだけど?
――じゃ、なんで連絡先なんて渡すんだよ
――ダメ元。
で、結局、会うことにした。
約束の場所に行くと、アリサはひとりじゃなかった。
隣にいたのは、育メンのイメージで売ってる30代の人気俳優。
長年の不倫相手だそうだ。
最近、そのことが噂になりかかっていて、密会場所に怪しい車が停まっていたりすることが、多くなったそうで。
そこでアリサはおれに白羽の矢を立てた。
関係を匂わせて、世間の目を不倫相手との関係から逸らそうという魂胆らしい。
「3人なら最悪、呑み友達ってごまかせるし、璃音とわたしの噂が立ったら、かえってドラマの話題作りにもなって、一石二鳥でしょ?」なんて、しらっと言ってる。
ほんと、転んでもタダじゃ起きねえ女。
ここまで計算高いといっそ清々しい。
――驚いた。璃音って、そういう誘いには乗らないって聞いてたんだけど?
――じゃ、なんで連絡先なんて渡すんだよ
――ダメ元。
で、結局、会うことにした。
約束の場所に行くと、アリサはひとりじゃなかった。
隣にいたのは、育メンのイメージで売ってる30代の人気俳優。
長年の不倫相手だそうだ。
最近、そのことが噂になりかかっていて、密会場所に怪しい車が停まっていたりすることが、多くなったそうで。
そこでアリサはおれに白羽の矢を立てた。
関係を匂わせて、世間の目を不倫相手との関係から逸らそうという魂胆らしい。
「3人なら最悪、呑み友達ってごまかせるし、璃音とわたしの噂が立ったら、かえってドラマの話題作りにもなって、一石二鳥でしょ?」なんて、しらっと言ってる。
ほんと、転んでもタダじゃ起きねえ女。
ここまで計算高いといっそ清々しい。