幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
「修さん、今日、来ねーの?」
「うーん、なんか子どもが熱出して来れないんだって」
「へえ、いいパパしてんじゃん」
「それ、嫌味?」
アリサはストローの紙袋に細かく折り目をつけながら、おれを睨む。
「おまえ、マジで修さんに惚れてんの?」
「うーん、まあね。はじめての男だし」
アリサは17歳のとき、映画デビューを果たしたが、そのとき、家庭教師役で共演したのが、10歳年上の本宮修だった。
「じゃあ、なんでおれに構うの?」
ハイビスカスの花みたいな色のカクテルをストローで飲みながら、アリサは横目でおれを見た。
「あんたがいっつも、つまんなそーな顔してるから付き合ってあげてるだけ」
「余計なお世話」
ストローを咥えたまま、アリサは続けた。
「それにさ、はじめてのタイプなのよね、璃音って。ギラギラしてないじゃない? そこら辺にうじゃうじゃいるオス味全開の奴らと違って」
「うーん、なんか子どもが熱出して来れないんだって」
「へえ、いいパパしてんじゃん」
「それ、嫌味?」
アリサはストローの紙袋に細かく折り目をつけながら、おれを睨む。
「おまえ、マジで修さんに惚れてんの?」
「うーん、まあね。はじめての男だし」
アリサは17歳のとき、映画デビューを果たしたが、そのとき、家庭教師役で共演したのが、10歳年上の本宮修だった。
「じゃあ、なんでおれに構うの?」
ハイビスカスの花みたいな色のカクテルをストローで飲みながら、アリサは横目でおれを見た。
「あんたがいっつも、つまんなそーな顔してるから付き合ってあげてるだけ」
「余計なお世話」
ストローを咥えたまま、アリサは続けた。
「それにさ、はじめてのタイプなのよね、璃音って。ギラギラしてないじゃない? そこら辺にうじゃうじゃいるオス味全開の奴らと違って」