幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
わたしは璃音の手を取り、一緒にリビングに向かった。
ついさっきまで、ここでスマホのなかの璃音を観ていたのが、本当に嘘のようだ。
あれほど会いたかった璃音が目の前にいる。
なんだか呆然としてしまい、その事実に心がなかなか追いついていかない。
璃音をソファーに座らせ、コーヒーを淹れるためにキッチンに向かった。
少し落ち着いたらしい。
璃音はいつもの声で話をはじめた。
「さっきコメントくれただろう。それを読んだら居ても立ってもいられなくなって、飛んできた」
「読んでくれたんだ。良かった」
「ちさ姉」
「ん?」
璃音が少しだけ不安気な声で訊く。
「あのコメントは本心ってことでいいのか? 本当に好きなの? おれのこと。弟としてじゃなく?」
ついさっきまで、ここでスマホのなかの璃音を観ていたのが、本当に嘘のようだ。
あれほど会いたかった璃音が目の前にいる。
なんだか呆然としてしまい、その事実に心がなかなか追いついていかない。
璃音をソファーに座らせ、コーヒーを淹れるためにキッチンに向かった。
少し落ち着いたらしい。
璃音はいつもの声で話をはじめた。
「さっきコメントくれただろう。それを読んだら居ても立ってもいられなくなって、飛んできた」
「読んでくれたんだ。良かった」
「ちさ姉」
「ん?」
璃音が少しだけ不安気な声で訊く。
「あのコメントは本心ってことでいいのか? 本当に好きなの? おれのこと。弟としてじゃなく?」