幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
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それから約2カ月経ち、クリスマスイブを迎えた。
これまでは毎年、ひとり分のケンタのチキンと小さなケーキでささやかに祝っていたけれど。
今年からはふたり分。
テーブルセッティングもクリスマス仕様。
小さいけれど、ツリーも飾った。
うん、完璧!
後は、璃音が来るのを待つだけ。
でも、今日はイベントがあるから、たぶん日付を超えてからだろうけど。
そう思っていたら、意外に早く呼び鈴の音がした。
ピンポン、ピンポン。
今日もやっぱり2回押し。
ドアを開けると、赤鼻のトナカイならぬ、寒風で鼻を真っ赤にした璃音。
そして、手には真っ赤な薔薇の花束を携えてる。
それから約2カ月経ち、クリスマスイブを迎えた。
これまでは毎年、ひとり分のケンタのチキンと小さなケーキでささやかに祝っていたけれど。
今年からはふたり分。
テーブルセッティングもクリスマス仕様。
小さいけれど、ツリーも飾った。
うん、完璧!
後は、璃音が来るのを待つだけ。
でも、今日はイベントがあるから、たぶん日付を超えてからだろうけど。
そう思っていたら、意外に早く呼び鈴の音がした。
ピンポン、ピンポン。
今日もやっぱり2回押し。
ドアを開けると、赤鼻のトナカイならぬ、寒風で鼻を真っ赤にした璃音。
そして、手には真っ赤な薔薇の花束を携えてる。