幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
「お昼、コンビニでなんか買ってくるね」
「おれも行く」
そう言うと、璃音は素早く変装した。
小道具は眼鏡と帽子だけ。
でも、まったく別人に見えるから驚く。
「おれ、自由自在にオーラを操れるから」
と、本人はえらそうに、うそぶいている。
6月のはじめ。
梅雨入りまでは、まだ間があるようで、今日の天気はさわやかな快晴。
コンビニからの帰り道は、少し遠回りして川沿いの遊歩道を歩くことにした。
頬を撫でる風が心地よく、璃音は上機嫌で鼻歌を歌ったりしてる。
こんなにのんびりした散歩、わたしも久しぶりだ。
けっこう人とすれ違ったけれど、璃音だと気づくそぶりを見せる人はいなかった。
渋谷や原宿ならいざ知らず、こんな名もない地元の川べりを、璃音みたいな超有名人が歩いているなんて、誰も思いもしないのだろう。
「おれも行く」
そう言うと、璃音は素早く変装した。
小道具は眼鏡と帽子だけ。
でも、まったく別人に見えるから驚く。
「おれ、自由自在にオーラを操れるから」
と、本人はえらそうに、うそぶいている。
6月のはじめ。
梅雨入りまでは、まだ間があるようで、今日の天気はさわやかな快晴。
コンビニからの帰り道は、少し遠回りして川沿いの遊歩道を歩くことにした。
頬を撫でる風が心地よく、璃音は上機嫌で鼻歌を歌ったりしてる。
こんなにのんびりした散歩、わたしも久しぶりだ。
けっこう人とすれ違ったけれど、璃音だと気づくそぶりを見せる人はいなかった。
渋谷や原宿ならいざ知らず、こんな名もない地元の川べりを、璃音みたいな超有名人が歩いているなんて、誰も思いもしないのだろう。