幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
なので、はじめのうちは、その気楽さを堪能した。
仕事で疲れたら、会社の近くでご飯食べて帰ればいいし、お風呂入ってるときも、もし璃音が洗面所に入ってきたらどうしよう、とか心配しなくていいし。
でも、水曜日の朝になると……
あのちょっと甘えたような、鼻にかかった璃音の「ちさ姉」という声がものすごく懐かしくなった。
――帰国まで、まだあと2日もあるのか。早く帰ってくればいいのに。
ふと、そんなことを思っている自分に驚いた。
たったひと月で「璃音のいる生活」が当たり前になってしまっているのだと気づいて。
そして同時に、彼の不在に物足りなさを感じたのは、今回がはじめてじゃなかったことも思い出した。
仕事で疲れたら、会社の近くでご飯食べて帰ればいいし、お風呂入ってるときも、もし璃音が洗面所に入ってきたらどうしよう、とか心配しなくていいし。
でも、水曜日の朝になると……
あのちょっと甘えたような、鼻にかかった璃音の「ちさ姉」という声がものすごく懐かしくなった。
――帰国まで、まだあと2日もあるのか。早く帰ってくればいいのに。
ふと、そんなことを思っている自分に驚いた。
たったひと月で「璃音のいる生活」が当たり前になってしまっているのだと気づいて。
そして同時に、彼の不在に物足りなさを感じたのは、今回がはじめてじゃなかったことも思い出した。