U&I
「この由宇君、アンニュイで最高ー!」
「気怠い感が良いよね!」
由宇が載っているファッション誌を見て盛り上がっていた。
「アンニュイな顔をしてるんじゃなくて、ただ眠いだけだと思うし、本当に気怠いんだと思う」
隙間に入り込んで私は言った。
「おっはよ。亜衣は見慣れすぎて慣れちゃったんだねぇ」
この子は片岡真紀《かたおかまき》ちゃん。
高校からの友達。
「十二年面倒みてるんだよ?誰か代わってよ」
「そんなこと言うの亜衣だけだよ。喜んで代わりたがる女子は山程居るわよ」
この子は林凛子《はやしりんこ》ちゃん。
彼女も高校からだ。
実は私が由宇と手を繋ぐのを止めようと思ったキッカケは彼女だ。
彼女は由宇の大ファンだ。
「気怠い感が良いよね!」
由宇が載っているファッション誌を見て盛り上がっていた。
「アンニュイな顔をしてるんじゃなくて、ただ眠いだけだと思うし、本当に気怠いんだと思う」
隙間に入り込んで私は言った。
「おっはよ。亜衣は見慣れすぎて慣れちゃったんだねぇ」
この子は片岡真紀《かたおかまき》ちゃん。
高校からの友達。
「十二年面倒みてるんだよ?誰か代わってよ」
「そんなこと言うの亜衣だけだよ。喜んで代わりたがる女子は山程居るわよ」
この子は林凛子《はやしりんこ》ちゃん。
彼女も高校からだ。
実は私が由宇と手を繋ぐのを止めようと思ったキッカケは彼女だ。
彼女は由宇の大ファンだ。