U&I
「ゆーう!起きなさーい!」
私は布団の中の主に大声で叫ぶ。
だが部屋の主はピクリとも動かない。
眉間に皺を寄せた私は両手を構えるとベッドに膝をついて実力行使に出る。
「学校だよ!起ーきーろー!」
布団で包まっている身体を上からゆさゆさと思い切り揺さぶる。
するとやっと由宇から「んん……」と反応が返ってきた。
「朝だよ!起きて!朝!」
よし、もう一押しと身体を揺すり続けると突然両手が布団から出てきてこちらに伸びてきた。
その両手は私の首にぎゅうっと巻きついて私は横向きの体勢で完全ホールド状態。
不意打ちの温かさと由宇の香りに目を見開く。
「由宇!?」
「……」
名前を呼び掛けるが無反応。
私は布団の中の主に大声で叫ぶ。
だが部屋の主はピクリとも動かない。
眉間に皺を寄せた私は両手を構えるとベッドに膝をついて実力行使に出る。
「学校だよ!起ーきーろー!」
布団で包まっている身体を上からゆさゆさと思い切り揺さぶる。
するとやっと由宇から「んん……」と反応が返ってきた。
「朝だよ!起きて!朝!」
よし、もう一押しと身体を揺すり続けると突然両手が布団から出てきてこちらに伸びてきた。
その両手は私の首にぎゅうっと巻きついて私は横向きの体勢で完全ホールド状態。
不意打ちの温かさと由宇の香りに目を見開く。
「由宇!?」
「……」
名前を呼び掛けるが無反応。