星のような君の隣にいたい。〜番外編〜
翔兄は私の。

他の人になんて渡したくない。

私はまた翔兄の後ろに隠れた。

「ちゃんと挨拶しろって」

翔兄は彼女を庇った。

それでも私は翔兄に

しがみついて離れなかった。

「とりあえず買い物でも行こっか」

由香さんがそう言って

翔兄も歩き始めた。

離れないで。

知らない場所に

置いて行かないで。
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