星のような君の隣にいたい。〜番外編〜
頬に涙が伝った。

あぁ、

あいつは幸せだったのか。

「っふざけやがって·····」

優希はいつも俺をからかってた。

病気の事なんて

聞いたって俺は

お前が望むなら何でもしたよ。

激しく遊ぶのだって、

入院中、

毎日行ってもよかったんだ。

翔とだって、ずっと親友だ。

陽葵ちゃんの事も

助けを求められたら

いくらでも助けるさ。

·····俺だって、

幸せになってやるさ。

なぁ、優希。

お前幸せだったんだな。

俺もお前と過ごせて

幸せだったよ。

いつか、優希に再開する時、

誇りを持って

いい人生だったって言えるように、

俺は明日からも毎日を

頑張って大切に生きるよ。

今、生きていることの奇跡。

10代のうちに

そんな奇跡に

気づかせてくれた

親友に出会えて良かった。
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