星のような君の隣にいたい。〜番外編〜
“さようなら”

その言葉には

“病院に行くことなく、

元気に過ごしてね”

そんな言葉が

隠されている気がした。

野崎さんの車が見えなくなり

俺は家に入った。

優希からの手紙を

俺は開けるか迷った。

本当にこれで

最後になりそうで怖い。

でも、開けるしかない。

陽葵にはああ言ったが、

後回しにすると

一生開けれない気がした。

俺は覚悟を決めて

手紙を開けた。
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