星のような君の隣にいたい。〜番外編〜
もう話しかけてくれなくて

あの太陽みたいな笑顔で

笑ってもくれない。

嫌だ、もう会えないなんて。

ふとキッチンにあった

包丁に目がいった。

「陽葵ー!」

包丁を手に取る直前、

朝日の声がした。

キッチンからは離れたけど

朝日がいる扉を

開ける勇気がない。

「陽葵、出てこい」

聞こえてきたのは翔兄の声だった。
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