ケイト ノ ボウシ
三章 不安と病
車に乗ってからは暗かった……



『すぐ入院してもらい、治療を始めたいと思います。準備ができしだい入院手続きをお願いします。』




きっと私達の頭の中はそのことで一杯だった……


でも………私は…………



……聞きたかった……
『私‥‥死ぬんですか?』って。

でも最初から決まってたのかもしれない………………
こんな終り方なのだと……
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