ケイト ノ ボウシ
『ぅ……………!』


今まで感じたことのない吐き気があった。


実際吐いてた‥‥‥‥‥



食べることなんてできなかった。


考えたくもなかった。



不思議とお腹は減らなかった。


髪に手を当てると束になって抜けた。


『ッ………なんで……?』

なんでこんなことに‥‥?


手に茶色がかった髪の束を握り締めた。
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