ケイト ノ ボウシ
五歳のころ………………









『かりんちゃん!』





あたしが行くといつも目を輝かせて名前を呼ぶんだ‥





『かりんちゃん!今日ね!おともだちが出来たの!!』


『おともだち‥‥‥?』





あのこがあんなに嬉しそうに笑ったの久しぶりだった‥‥‥‥


『おともだちって?ここの子?』


『うん!!名前はねっ!…………あれっ?』


『どうしたの?』







『名前きいてないやっ!』







今思えば教えなかったんだろうね‥‥‥知っていたのに……………
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