ケイト ノ ボウシ
それから私たちは何をするにもいつも一緒。




話すときも、移動教室も、怒られるときも。




体育の時はかりんの短い男の子みたいな髪が汗で濡れていくのを、私は尊敬しながら見た。

私と言ったらセミロングの髪を結んだり下ろしたり。
そんな私も男子に告られる事もあった。




当たり前な日常がとても平和だった。

学校にいて幸せだった。




時は過ぎて中3の春‥
ある異変が出た……
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