ケイト ノ ボウシ
『いった……』
朝起きると体を襲ったひどい痛み…


『風邪でもひいたかな…』

そのときは深く考えなかった。







『千尋大丈夫?顔色よくないよ?』
学校にきてかりんが言った。
(やっぱりわかるよね‥‥)
『大丈夫、大丈夫!』




そういって私は笑おうとした………でも……………



鼻を襲った冷たい感じ……



恐る恐る手を伸ばした‥


『ッ!?』



大量の鼻血がでていた。
今まで見たこともない量…
すぐあとに襲った朝よりひどい痛み…………

『…………千尋!!!』

私は教室の床に倒れていた‥意識をなくして‥
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