Tear Flowers〜Remember Me〜

「ッ！あたし、ずっとあなたに会いたかったの。だってあなたはあたしのーーー」

「お喋りはもういいだろ。さっさとマフィアの処刑を始めよう」

ロンがペンチを取り出し、リーマスにゆっくりと近づく。それを見て他の四人は楽しそうにしていた。リーマスは体を震わせ、レティシアは叫ぶ。

「やめて！彼があなたたちに何かしたの？彼はマフィアの息子かもしれないけど、縁を切ったのよ！？」

「そんなことどうだっていいのよ！ブラックローズ様がこの男がマフィアだって教えてくれた。だから私たちは彼を罰する義務がある」

アンズがそう言った後、レティシアの頬を優しく撫でた。

「大丈夫。あの男はこれから肉を少しずつペンチで千切って苦しめてやるつもりだけど、あなたはマフィア関係者じゃない。楽に、一瞬で逝けるようにしてあげるわ」

ロンがゆっくりとリーマスの肉を千切ろうとする。レティシアは「やめてぇぇぇぇ！！」と泣き叫ぶ。刹那、小屋のドアが勢いよく開いた。