りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
りんじん彼ジョ。
プロローグ
「愛してる」なんて無意味な言葉を繰り返し、腰を打ち付けてくる男を私は振り払う事が出来ない。
優しく抱きしめてくれるその手は、私だけのモノじゃなかった。
私の幸せは全て偽りのモノだと気付いてしまったあの日。
キミとはじめて会った時、私は何も気が付かなかった。
どろどろな胸の奥から沸き上がる、自分のものとは思えない醜い感情を知らなかった。
あの頃に戻れたら、嘘でも幸せな日々を過ごすことが出来るのに。
知らなければ良かった。
見えなければ良かった。
知らないふりをして、見えないふりをして、目の前の現実を受け入れることが出来なかった。
感情に蓋をして、嘘で固められた私──。
─────隣の少年─────
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