りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生




「ケーコ、さん?」


1歩ベッドに近づけば、紅潮した頬に艶のある唇が見える。
マスカラが取れたのか目元が少し黒くなっているのが分かった。

ギシッと音を立てて枕元に腰をかけても、彼女自身全く気づく事はない。


あの彼氏とこの部屋で、このベッドでヤッてんだろうな……。なんて考えが頭に過れば、胸の奥にモヤがかかった様な感情が沸き上がってきた。


半袖のトップスからは白い二の腕が、少し捲り上がったフレアスカートからは普段見る事の無い彼女の太ももが露になっている。



「ケーコさん?」

「……ふふっ」


もう1度、彼女の名前を呼べば、ケーコさんは目を閉じたまま機嫌良さそうに口元を緩めた。



「ケーコさんが悪いんですからね……」


腰をかがめれば、ベッドの軋む音が静かな部屋に響いた。



「……んッ」




寝ている彼女の唇に、キスを1つ──。



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