りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
隣の少年/sideケーコ
「幸せそうな寝顔……」
小さな息を落として、スマホのシャッターを押した。
画面には口をあいて寝ている顔が表示されて、続けて保存ボタンをタップする。
なんでこんなに気を許してんのかな、なんて呆れながらも口元が緩んでしまう。
「ホント、最低」
吐き出した独り言と共に、黒くて固めな髪を撫でて頬にキスを落とした。
「んー……」
「あ、ごめん。起こしちゃった」
腕を引っ張られ、再び布団の中に導かれて唇が塞がれる。
「もう帰んないとな」
彼はそう言って立ち上がると、ベッドの下に落ちている衣類を手に取り始めた。