りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生




「うわ、何それ?コウの手作り?」

「……」


昼休み。教室で弁当を広げれば、リクがニヤニヤと目元を細めながら口を開いた。



「えー、何?何?」

「コウ、女出来たのかよ?」


もちろん、タカヤや売店から戻って来たジュンジュンも寄ってくる。


囲まれた俺の手の中にある弁当箱のメニューは、トマトパスタにサラダが添えられていた。


まぁ、普段 買い弁な俺が教室で弁当を広げれば当たり前の反応なのだけど。
だからといって、このクソ暑い中 教室の外でお昼を食う気も更々無い……。



「ふ。これはなぁ、コウのアパートの隣のお姉さんが作ったんだよ!!」

「はぁ?何でだよ」

「付き合ってんのかよ?」


何故かリクが得意気に説明をはじめる始末で、タカヤ達からブーイングが上がる。





「……付き合ってねーよ」




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