りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「は?ちがう、し……」
突然の笹沼の言葉に否定しきれない自分がいて、どもれば周りは言いたい放題。
「うわ、マジで惚れたんだ」
「あのお姉さん、美人だったよな」
ジュンジュンが目を丸くして、タカヤが納得するように息を吐く。
「だから、勝手に話進めんなよ!」
「あはは!コウくん慌て過ぎだって」
口に含んだサラダが喉に詰まりそうになれば、笹沼の無邪気な笑い声もあがる。
周囲もクラスの奴等の談笑が教室内に響いている、いつもと変わらない昼休み。
ただ、リクだけは無言で飯を食い続けていて、気のせいか一瞬だけ笹沼の笑顔が固まった。