りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生


飲みはじめたところで、すぐにメッセージの着信音が鳴り響いた。
スマホの画面に目を落とせば、ミサキ先輩からだった。



"ケーコちゃんお疲れ!今日は彼氏といるかな\(o^^o)/?"


家に帰ってから先輩から連絡あるの珍しいな、そう思いながら"はい^∇^"と返事を送信する。

あの後、もう1回だけ、ミサキ先輩と彼氏さんとコウくんの4人で飲みに行ったんだ。
"彼氏のフリ"ではあるけど、まぁ嘘ではないし。
なんて、向かい側に座るコウくんにチラリと視線を向けた。



そう。最初は成り行きだった。

ミサキ先輩に追求されるのを避けるな為に、病院で鉢合わせしたこの子を"彼氏"と嘘をついたのがはじまり。




──また作ってくれればいーですよ


最初に作ったピーマンの肉詰めを美味しったからと言って、コウくんは"彼氏のフリ"をしてくれている。
けど、あの時のコウくんは溜め息まじりで面倒臭そうに見えたんだけどな……。




「ね、なんで何も聞いてこないの?」



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