りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「その位の男ってほんとマジで見境ないからなぁ」
"はははッ"と笑ってから「俺もそうだったし」なんて言葉を続ける。
彼氏面すんな、バカ。
「あ、今日は無理だから」
「うん」
「じゃぁ、また連絡するから。おやすみ」
優しくて穏やかな声のトーンが、ドアの前の細い通路に響き渡る。
「……うん。おやすみ」
そのまま、階段を下りていくヨウスケの背中を見送った。
車のエンジン音から発車するまで見届け終わって、さて部屋に入るかと身体を反転させる。
そこでやっと楽しそうな賑わう声が耳に入って、隣の部屋がまだ騒いでいる事に気がついた。