りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
"いいですよ"なんて返事をしてしまった俺はお人好しなのだろうか。
「ごめん!私、今 実家帰ってんだ!!」
マジか……。
駅から比較的近いアパートに住んでいる同じ学科の女子に連絡をしたのだけど、まさかの不在。
俺、女子の連絡先あんまり知らねーのに。
「どーすんだよ、これ」
俺の背中には笹沼がおぶられていた。
しかも、予想以上に胸が当たるから、笹沼も着痩せするタイプなのだろうか。そう余計な事まで考えてしまう。
「笹沼?起きろって」
「……」
「おい、笹沼ー」
「……んー」
俺の背中に身体を預けている笹沼は、泥酔状態の様でやけに熱い。
こんな状態じゃ、簡単に持ち帰りされるだろうに。
これじゃ、リクが嫌になる気持ちも分かるな。軽そうで心底呆れる。