りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
書類が片付け終わる頃には、すっかり定時を過ぎていた。
「ケーコちゃん、お疲れー」
そう言ってミサキ先輩が、ロッカーだけが並ぶ小さな更衣室の扉を開ける。
「先輩ー!今月抜け多かったですよね!」
なんでこんな忙しい日に限って、シフトの人数が少ないのか。
明日が休みなのが唯一の救いだけど、後で事務長に文句でも言ってやろうか。なんて、思ったところで。
「まぁね、しょうがないよ」
「でも……」
「んーケーコちゃんさぁ。いつも思うけど、胸大きいよね。羨ましい」
「も、もー。先輩話飛びすぎです!」
ミサキ先輩は3つ上の女の先輩で、ちょっと親父臭いというかセクハラちっくというか、サバサバした性格をしている。
「ね。美味しそうな焼き鳥屋さん見つけたんだけど、今日行ってみない?」
「ぜひぜひ、お供させて頂きます!!」
それに、陰湿な悪口は絶対に言わない。
多分、裏表はないし、男らしいところもあって、結構憧れているのだ。