りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



「もー、外の空気吸うのも新鮮!リンちゃんいるからさぁ」

「そんな大袈裟な」

「全然 大袈裟じゃないんだよ!飲みとか行けないし!」


そりゃ、それ位我慢しなきゃ。



「まだ連れて歩くのも不安だしさー!」


かなちゃんの溜め息混じりの言葉に相槌をつけば、



「ケーコちゃんも産めば分かるよ」


なんて上から目線で言われるものだから、カチンときた。


大きなお世話だ。


リンちゃんがね。
リンちゃんがねー。
リンちゃんったらね。

嬉しそうに、楽しそうに、幸せそうに。
かなちゃんは、"リンちゃん"の話ばかりする。



「昨日も夜中すっごい泣いてさぁ、ホントに寝不足……」


かなちゃんが口に手をそえて欠伸を見せた。


じゃあ、ランチなんて来ないで寝てれば良かったじゃない。



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