りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



スマホ画面で見せられる"リンちゃん"の写真。

どうせ、3人で楽しくやってるんでしょ?
今更、私に幸せ自慢しなくてもいーのに。



「ね、可愛いでしょ?」


私はかなちゃんの話に、興味津々と耳を傾けてあげなきゃいけない。


……私、何やってるんだろ。





「ご注文はお決まりですかー?」


ニコニコとした店員さんがに声をかけられて、私とかなちゃんは慌ててメニュー表に目をおろした。



「リンちゃんの話で盛り上がっちゃったね!メニュー決めなくちゃね」


そう言ってかなちゃんがテヘッと舌を出すから、なんとか笑ってみせる。



「あ、ここねぇトマトソースが美味しいって口コミに出てたよ」


"ケーコちゃんトマト好きだよね!"なんてかなちゃんが言葉を続けていく。


そういえば、この間コウくんに作ってあげたなー、なんて。ぼんやりとあの子を思い出した。



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