りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「ケーコちゃんはさー、結婚とか考えないの?今の彼氏と」
「えぇ!?いや、先輩こそどうなんですか??」
駅近くの鳥のマークがついた焼き鳥屋と称した居酒屋には、騒ぎ声と笑い声で賑わっていた。
「ねー。いい年なのに、全然言ってこないからさぁー」
「あー」
周りは比較的おじさん系が多くて、お世辞にもお洒落とは言えない店内の雰囲気は何故だか妙に落ち着く。
「そろそろ、こっちから言ってやろうと思ってて」
「えー!!逆プロポーズですか?先輩格好いい!!」
「結婚する気あるのかってビシッとさぁ」
「私、先輩のお嫁さんになりたい……」
「ケーコちゃん、酔っ払ってるね」
「酔っ払ってますよー」
「スパークリングもいっとく?」
「ひゃははは」
月末のお酒は美味しくて、明日は仕事お休みだし。あれ?ミサキ先輩は出勤じゃなかったっけ?
ん?……あれ?
先輩、大丈夫なのかな?
とにかく、私達は何もかも忘れてアルコールを浴びるように取り入れていく。