りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「え、何で、知ってて……」
"何で知っててそんな事したの?"という言葉は最後まで言えず。
否定する事も忘れて、唖然と瞬きさえもできない。
「羨ましかったのケーコちゃんが」
「……」
「上司とも上手くやって、先輩にも可愛がられて」
「……」
「もちろん仕事覚えるのも早くて、私なんか」
ただ呆然と、肩を震わせている かなちゃんの話を聞いた。
「去年の……夏の終わり。たまたまケーコちゃんとヨウちゃんが2人でいるとこ見ちゃって」
「……」
「付き合ってること知って」
「……」
「ヨウちゃんに近付いたの」
頭が真っ白になって、話の内容の理解についていけない。