りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「彼女の友達だもん。そりゃ冷たくできないよね」
そう言って眉を下げる かなちゃんは、本当に申し訳なさそうだった。
「ケーコちゃんに内緒で相談があるって言ったら、すぐ了解してくれた」
でも――、なんで今更。
「子供がデキたのも酔った勢いで、たった1回しかしてなかったのに」
今更、そんなこと言われても、もうどうすることも出来ないのに。
「でも、それでもヨウちゃん良い人だから。ケーコちゃんとは別れて、私と結婚してくれるって言ってくれて」
まるで、ヨウスケは悪くないと彼を庇うように。
「ケーコちゃんには凄く悪いと思ったんだよ」
「……」
「ヨウちゃんのスマホチェックしたけど、ケーコちゃんとは連絡とってる形跡は無かったし」
「……」
「リンちゃん産まれて幸せだったけど、罪悪感もあって」
これは、彼女自身の懺悔の為だろうか。