りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
長時間待つ事になるアトラクションやステージ。
お腹がすいたからといって入ったレストランは行列。
冷たいジュースだって並ばなきゃ飲むことさえ出来ない。
――コウは私と一緒にいて楽しくないの?
楽しくない訳じゃない。
ただ、人混みが少し苦手だっただけで、面倒だけど喜んで貰いたかっただけなのに。
「何から乗ろっか?」
「……は?」
「どうしたの下なんか向いてさー」
「いえ、別に」
「せっかく来たんだから楽しもうよ!」
そう言って、ケーコさんが俺の手首を握り、ミサキさん達と並んで歩き出した。