りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「でも、サトシさんが北海道に行っちゃうなんて寂しくなりますねぇ」
4人並んだ状態で、ケーコさんがサトシさんに視線を向ける。
「この間は、ミサキが押し掛けたみたいでごめんね」
なんてサトシさんが苦笑いを見せるから。
サトシさんはミサキさんに事情を伝えたんだ、という事が理解できた。
「あんたがちゃんと言わないからでしょー?」
「悪い、言いにくくてさ」
「早く言えばいいのにさ。だから色々疑っちゃったじゃんねー、ケーコちゃん」
ミサキさんは"あはは"と笑い声を上げながら、ケーコさんに同意を求めるように台詞を吐き出す。
「全く、そうですよ!」
「あー、ケーコちゃんまで」
「でも、向こうの夏は涼しそうですよね!いいなぁ」
「あ、じゃぁ。コウくんと遊びにおいで」
「えー、いいんですか?嬉しい!」
なんてケーコさんが目を輝かせるから、そんな事1ミリも思って無いくせにと、呆れて言葉が出ない。