りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「お待たせ。買ってきたよ」
紙コップを片手に持つケーコさんの姿が目に入る。
それと同時に、サトシさんも喫煙所から戻ってきた。
「お化け屋敷行くけど、コウくん行けそう?」
「あー、まだここで休んでます」
なんて、サトシさんの誘いを断りながらストローへ口をつける。
冷たい炭酸が喉を通れば、頭が少し楽になった気がした。
とは言っても、この3人のテンションに合わせてお化け屋敷をまわる気にもならない。
"3人でどうぞ"そう口を開きかけた時、
「私、コウくんとここにいるんで2人で行ってきて下さい」
ケーコさんが先に言葉を出した。